信用取引とは?
信用取引は、投資家が所持している資金を超えた金額で株式を取引することができるシステムであり、潜在的なリターンを増大させる一方で、リスクも大きくなる。
通常の現物取引では、投資家は自らの資金で株を購入するが、信用取引では証券会社からお金を借りて取引を行うことができる。これにより、手元の資金だけでなく、それ以上の金額での投資が可能となり、大きな利益を狙うことができる。しかし、逆に損失が出た場合、元の資金を上回る損失を被るリスクもある。
例えば、50万円の資金を持つ投資家が、2倍の信用倍率で取引を行う場合、実質100万円分の株を購入することができる。もし株価が10%上昇すれば、通常の取引では5万円の利益だが、信用取引では10万円の利益となる。一方、株価が10%下落すれば、10万円の損失を被ることとなり、元の資金の20%を失う結果となる。
信用取引は、高いリターンを追求する強力なツールであるが、そのリスクもまた大きい。したがって、十分な知識と経験が必要とされる。